20:名もなき人 13/1/28 9:22 [p3228-ipbf1701hodogaya.kanagawa.ocn.ne.jp]

拾ってきました

鈴木:
『この曲は“にぃろくまるいち”と読んで下さい。
これはツアー中のホテルの番号からとったんです(※JENの部屋番号)。
この曲は僕も共作したんですけど、僕がAメロと構成と間奏を担当しまして、あとムードと(笑)。
それをスタジオに持ち込んでセッションしてみたんです。
そこに桜井がBメロとサビを付けてくれて。
実はその場でガーッとセッションで演ったバージョンもあるんですけど、それもカッコイイんですよ。
途中の間奏がエレファント・カシマシみたいで(笑)。』
田原:
『あと、これは曲の途中のギターのガリッ、ガリッという音を入れたくなったんで
アクセント的に入れてみたんです。気持ちよかったですよ。』
(「SHINSEIDO冊子“pause”Special issue」(99年2月)より)

田原:
『(タイトルの読み方は)なんでもいいんですけど
桜井は“シャープ・にろくぜろいち”って言ってますから、たぶんそれで。』
鈴木:
『詩は俺をイメージしながら作ったらしい(笑)。』
桜井:
『最初はケビン・ベーコンとか出てきてたんですけど。』
鈴木:
『歌ってたね。“♪ケビン・ベーコンはカレー・ライスが好き〜”って。覚えてる覚えてる(笑)。』
(「PATi-PATi」(99年3月号)より)

桜井:
『最初はケビン・ベーコンが出てきて
あ、歌の中に映画俳優がたくさん出てきて訳わかんないのは面白いかもしれないと思って
いろいろ出してるうちにミシェル・ファイファーも出てきて。
それでもなんか、結局、余分なところは淘汰されていって。
あとは、JENがメロディーを作ったっていうのもあるんで
リズム隊をモデルに歌詩を書いたところはありますね。
サビの、“♪やぶれかぶれのまま今宵は誰と寝る”とか(笑)。
リズム隊に限らず、ツアー中はいろんなバンドがこんなふうにたぶんなってると思います(笑)。』
(「PATi-PATi」(99年3月号)より)

桜井:
『もうちょっとヘビーな曲だったんだけど
「ニシエヒガシエ」と差別化させるために、テンポをアップさせました。
レゾナンスの効いたシーケンス・フレーズは小林さんがROLAND JP-8000で作った。
JP-8000は僕も好きなシンセで、「ニシエヒガシエ」の冒頭でも使っています。
アルペジエーターを使ってて、小林さんはコード進行を考えつつ弾けるんですけど
僕の場合はいいとこを切り貼りしてずーっとループさせるだけです(笑)。』
(「Sound & Recording Magazine」(99年11月号)より)